2017年6月27日火曜日

大根抜き

この時期になるといつもある種の覚悟が必要になります。
大根抜き。

これはかなりの重労働。
1本2本ならいいですが、一回に1600本くらい抜くとなると別ものです。
春と秋の年二回。部活の合宿を思い出します。

無心にすぽすぽ抜いていきます。
抜いて、葉を切り落として、トラックに積んで、洗って、ひげ根を取って、桶に積み込んで、出荷します。

雨が少ない年は、大根の下の方がつぶれたようになってしまうことも。さらに何かに引っかかっているかのように重く抜きづらくなります。
夏は温かいので日に日に大きくなり、追われるように収穫します。大根の収穫作業は10日ほどかかりますが、後半になるとほんと大きさが違います。その間雨が降ると、収穫はできないは、大根はぐっと太くなるはで、散々な年もあります。
ちなみに、大根の値段は、目方でなくて、本数計算なのです。。。

後ろ向きな表現が続いてしまいましたが、
収穫を終えたときの達成感もなかなかなものです。
部活の夏合宿後のそれのようです。
大根を収穫し終わると、
いよいよ夏だなって気持ちにもなります。


うちの考え方は、
大根の栽培は、美味しいさつまいもを作るため。
さつまいも栽培には不要な畑の土壌中の窒素養分を大根に吸い取ってもらいます。
すべては美味しいさつまいもを作るため。


大根がずらり

2017年6月8日木曜日

苗植え②

さつまいもの苗はほぼ自家栽培で、3月よりハウスで育てます(参照「苗床」)。
育てた苗を適切な長さで切り貯めていきます。
4月後半から取り始め、6月中旬の植え終わりまで2か月以上長期にわたる仕事となります。

そして、
この苗取り、地味に大変なんです。。。
ハウスの中は30℃以上になることもあったり、
長時間しゃがんだままの姿勢を続けると膝など節々が痛くなり、
より効率的に苗が取れるように頭も使います。
3月の頃はまだまだ寒いのでハウスの中でさらにトンネルをして温度を保ちます。朝は日の光を良く浴びるようにトンネルを開け、夕方にはトンネルをかける、毎日これを繰り返します。
4月の頃は夜は温度を保つためにハウスの側壁を閉じ、朝は高温になりすぎないように側壁を開放します。

今年は苗の育ちが良く、苗植えは順調に終わりました。

あとは、
夏が夏らしく、暑く強い日差しの日が続くことを祈るばかりです。


この姿勢、長時間だとかなりきついです。。

苗植え後の夕日は最高